大学について考えるブログ

大学教育と教学運営に関心をもつ方へ

IDE大学協会について

 現在、高等教育関係の学会、団体、コンソーシアム等の組織は枚挙にいとまがありませんが、比較的老舗の団体にIDE大学協会(Institute for Development of Higher Education)があります。IDEは、昭和29年(1954年)、民主教育協会(Institute for Democratic Education)として設立され、平成18年(2006年)、現名称になりました。
 http://ide-web.net/index.php

 

 一般には、年10回発行される冊子『IDE 現代の高等教育』によって知られているかもしれませんが、例年、各支部でセミナーも開催されています。IDE大学セミナーは、学園紛争最中の昭和44年(1969年)、IDE学生生活研究セミナーとして始まったもので、半世紀にわたり継続して開催されています。(約50年の各回のテーマを眺めるだけでも、その時代の大学の様子が偲ばれます。)

 

 この夏に開催されるIDE大学セミナーは以下のとおりです。

・北海道支部 8/28(月)、29日(火)「新しい教養教育の展開」
・東海支部 8/29(火)「学生ピアサポートをいかに組織するか」
・近畿支部 8/25(金)「人工知能と教育 -人工知能と人間の共進化を促進する教育とは-」
・中国四国支部 8/22(火)「高大接続 -大学入試改革-」
・九州支部 9/9(土)「大学のグローバルな高大接続戦略 -海外からいかに優秀な人材を受け入れるか-」

(東北支部は11/29(水)に、本部(首都圏)は2018年3/23(金)に開催予定)

 

 筆者は、『IDE 現代の高等教育』を定期購読しています。6月号の特集は「職員の人事マネジメント」でした。

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 IDE大学協会の歴史を知るには、以下のような協会の記念誌が参考になります。

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 『業績と回顧』 (IDE・高等教育研究所/ IDE50周年・高等教育研究所25周年記念誌、2004年)