大学について考えるブログ

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分野別世界大学ランキング(QS)について

 英国QS(Quacquarelli Symonds)社による分野別の世界大学ランキング(2018年版)が発表されています。
https://www.topuniversities.com/subject-rankings/2018

 

 日本が比較的得意とされる物理学や化学の分野では、以下のような大学名があがっています。

 物理学・天文学:東大9位、京大17位、東工大26位、東北大35位、阪大37位、51-100位に名大
 化学:東大8位、京大16位、阪大29位、東工大31位、51-100位に北大、九大、名大、東北大
 化学工学:京大5位、東大9位、東工大20位、阪大34位、東北大46位、51-100位に北大、九大、名大

 

 このランキングに登場する日本の大学の多くは、「RU11(学術研究懇談会)」を形成する大学で、日本の代表的な研究大学(Research University)であるとされています。RU11は、「国家の成長発展の鍵を握る研究大学の充実強化策について議論し、大学相互の連携を深める」ことを目指し、平成21(2009)年に発足しました(当初は9大学)。

 http://www.ru11.jp

 

 世界の大学ランキングの常連校が紹介された書籍を読むのは、大学がもっている可能性に目を見開かされ、興味深いものです。

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古郡悦子『リアルタイムMIT』(東京化学同人、1995年)

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林幸秀『北京大学清華大学』(丸善プラネット、2014年)