大学職員が学べる大学院について
近年、大学職員のなかには、大学院で大学経営や高等教育を学ぶ人が増えているようです。今、まさに大学院への進学を考えているひとも多いのではないでしょうか。
大学職員が学べる大学院の代表的なものとして、以下のような大学院の名前が挙がると思います。
*桜美林大学大学院 大学アドミニストレーション研究科<通学課程、通信教育課程>
https://www.obirin.ac.jp/academics/postgraduate/
*東京大学大学院 教育学研究科(大学経営・政策コース)
http://www.p.u-tokyo.ac.jp/gs/c4
*名古屋大学大学院 教育発達科学研究科(修士/高度専門職業人養成コース、博士後期/教育マネジメントコース)
http://www.educa.nagoya-u.ac.jp/graduate/index.html
*広島大学大学院 教育学研究科(修士/高等教育学専攻、博士後期/教育学習科学専攻(高等教育学分野))
https://www.hiroshima-u.ac.jp/ed/graduateschool
その他、関西学院大学大学院経営戦略研究科(専門職大学院)や追手門大学大学院経営・経済研究科等にも大学職員向けのコースがあります。
また、必ずしも大学職員を対象としていない一般の大学院で、経営学や教育学を学ぶ人もいるようです。
学位取得を目指さないコースとして、筑波大学や東北大学のように履修証明プログラムを提供する大学も複数あります。
*筑波大学 大学研究センター
http://www.rcus.tsukuba.ac.jp/program/index.html
*東北大学 大学教育支援センター
http://www.ihe.tohoku.ac.jp/CPD/lad
大学職員が大学院での学びに期待することとして、特定のテーマの研究に加え、高等教育全般の知識の体系的な把握にあるのではないかと思います。
以下の書籍、雑誌では、高等教育の現状や課題に関して、ある程度包括的な知識や情報を得ることができます。これから大学院進学を考えている大学職員にとっては、関心のあるテーマを見つけるのにも役立つと思います。
有本章、羽田貴史、山野井敦徳編著『高等教育概論-大学の基礎を学ぶ-』(ミネルヴァ書房、2005年)