大学について考えるブログ

大学教育と教学運営に関心をもつ方へ

「卓越大学院プログラム」について

  本日、「卓越大学院プログラム」の採択結果が、文部科学省のウェブページに公開されました。
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/30/10/1409731.htm

 卓越大学院プログラムとは、「社会にイノベーションをもたらすことができる博士人材を育成することを目的」として、今年度から始まった事業で、大学院の博士課程プログラム(前期・後期一貫、一貫制博士課程、医系等の4年制博士課程)がその対象になっています。

 

 大学院の教育改革への支援(誘導型の補助金)の代表的なものとしては、「博士課程教育リーディングプログラム」(平成23年度~)がありますが、さらに遡れば、「組織的な大学院教育改革推進プログラム」(平成19~23年度)や「「魅力ある大学院教育」イニシアティブ」(平成17~19年度)等が思い起こされます。

*国公私立大学を通じた大学教育再生の戦略的推進(国公私立大学を通じた大学教育改革の支援)
 http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/kaikaku/index.htm

 

 教育プログラムへの競争的資金の導入は、「特色ある大学教育支援プログラム(特色GP、平成15年度開始)」や「現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP、平成16年度開始)」に代表されるGP(Good Practice)事業の開始に象徴されると思います。

  かつて、GP事業の合同フォーラムが主としてパシフィコ横浜を会場に開催されていました。筆者も何度か参加しました。以下の冊子は、第1回目の合同フォーラムの記録です。

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 文部科学省『平成18年度 大学教育改革プログラム合同フォーラム記録集』(文教協会、2007年)