大学について考えるブログ

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国立教育政策研究所について

 前回、科学技術・学術政策研究所について言及しましたが、文部科学省にはもう一つ研究所があります。国立教育政策研究所です。文部科学省組織令では、「国立教育政策研究所は、教育に関する政策に係る基礎的な事項の調査及び研究に関する事務をつかさどる」とされています。教育政策全般に関わる調査、研究を行っている組織ですが、大学関係者と特に関わりが深いのは高等教育研究部の活動だと思います。
http://www.nier.go.jp/

 

 研究所の設置は、昭和24年(1949年)の国立教育研究所に遡ります。平成13年(2001年)、いわゆる「中央省庁の再編」に際した改組により、現名称に改めらました。

 現在の所在地は、千代田区霞が関文部科学省と同じ中央合同庁舎第7号館東館)ですが、平成20年(2008年)までは目黒区下目黒でした。(筆者は、当時の指導教員の関係で、目黒時代の研究所を一度だけ訪問したことがあります。)

 

 国立教育政策研究所は、紀要やプロジェクト研究の報告書として、研究の成果を公開しており、ウェブ上でも見ることができます。https://www.nier.go.jp/05_kenkyu_seika/index.html

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国立教育政策研究所紀要(第139集)[特集:FDの新しい動向]』(2010年) 

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プロジェクト研究「大学の組織運営改革と教職員の在り方に関する研究」最終報告書(2016年)