AO入試について
10月に入り、AO(アドミッションズ・オフィス)入試が始まっている大学も多いのではないでしょうか。
そもそも、AO入試とは、米国の大学の入試(アドミッションズ・オフィスの専門の職員によって、SATや高校の成績、推薦状、これまでの活動の記録、面接等により、多様な側面から能力、適性を評価する入学者選抜方法)をモデルにして、平成2年度入試から慶応義塾大学で初めて導入された入試方式です。国立大学では、平成12年度入試から、東北大学、筑波大学、九州大学の3大学でスタートしました。
もっとも、AO入試の理念は別にしても、その実態については、様々な批判(別形態の推薦入試ではないか、入学者の早期確保の手段ではないか、大学生の学力低下につながっていないか)があるのはご存知のとおりかと思います。