大学について考えるブログ

大学教育と教学運営に関心をもつ方へ

統計検定について

 大学職員に求められる知識や能力について議論されることがありますが、なかなか明確な結論を得ることは難しいようです。そもそも、多岐にわたる大学職員の業務を定義することさえ容易なことではありません。

 しかし、視点を変えると、大学職員の業務をある程度限定すれば、必要とされる技能を考えやすくなるかもしれません。

 

 このところ注目が集まっているIR(インスティテューショナル・リサーチ)に関して、技術的な能力を確認するために、例えば「統計検定」を利用することも考えられます。出題範囲をみると、レベル(級)ごとに学習すべき内容やどのような能力が必要かが理解できます。

http://www.toukei-kentei.jp/about/

 大学職員の職能開発の関心は高まる一方ですが、その職能に関する具体的内容を提示する論考は少ないように思います。以下の書籍では、大学職員に求められるリテラシーに関して、著者の考えが述べられています。

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寺﨑昌男・立教学院職員研究会編著『21世紀の大学 職員の希望とリテラシー』(東信堂、2016年)