大学について考えるブログ

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大学基準協会について

 この3月、大学基準協会から『学習成果ハンドブック』が刊行されました。第3期の認証評価(平成30年(2018年)~)では、内部質保証システムの構築に関する取組がより重視され、学習成果の測定や検証結果の活用がポイントになることを踏まえてのものです。
https://www.juaa.or.jp/news/detail_546.html

 

 現在、大学基準協会を認証評価機関としてのみ認知されているひとも多いことと思います。しかし、大学基準協会は、認証評価の開始(平成16年(2004年))よりはるか以前の昭和22年(1947年)、米国のアクレディテーション団体をモデルに設立されています。

 昭和31年(1956年)、民間団体である大学基準協会の「大学基準」に代えて、文部省が大学設置基準を省令化したことは、戦後日本の大学の在り方、文部省と大学の関係にとって、重要な転換点になったとする見方もあります。

 

  本文中で紹介した書籍です。購入方法は、大学基準協会のウェブページに記載してあります。

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大学基準協会『学習成果ハンドブック』(2018年)