大学について考えるブログ

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履修証明制度について

 今年4月、学校教育法施行規則が改正され、履修証明制度の総時間数の下限が120時間から60時間に引き下げられました。

 この措置は、昨年11月に取りまとめられた中央教育審議会「2040年に向けた高等教育のグランドデザイン(答申)」のなかで、リカレント教育の充実のために、より短期の実践的なプログラムの認定が提言されたことに応えたものです。
 http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2019/05/22/1365328_002.pdf

 

 そもそも、履修証明制度が正式に始まったのは学校教育法が改正された平成19年(2007年)のことで、それ以降、大学は学位取得を目指す課程とは別に教育プログラムを開設し、修了者には正式に(学校教育法に基づいて)履修証明書〔Certificate〕を交付できるようになりました。

*大学等の履修証明制度について
 http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shoumei/