大学について考えるブログ

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大学入試センターについて

 令和2年度入試をもって大学入試センター試験は終了し、新たに大学入学共通テストが実施されることは周知のことかと思います。その業務を担当するのは、引き続き大学入試センターということになります。
https://www.dnc.ac.jp/

 

 そもそも、大学入試センターは、昭和52年(1977年)、共通第一次学力試験の準備のために設置された機関です。前身は、その前年に東京大学に置かれた国立大学入試改善調査施設になります。平成13年(2001年)に独立行政法人化され、今日にいたっています。大学入試センターは、共通一次試験(実施期間1979~1989)、センター試験(同1990~2020)、共通テスト(同2021~)と約40年、一貫して共通試験業務に関わってきたことになります。

 大学入試センターは、試験の実施だけではなく、入学者選抜方法の改善に関する調査・研究も行っており、その成果は毎年紀要にまとめられ公開されています。
https://www.dnc.ac.jp/research/kenkyukaihatsu/kiyou.html

  

 センター試験の名称が大学入試センターからきていることは、大学関係者以外では想像がつきにくいことかもしれません。
 センター試験をめぐっては、大学入試が社会的関心事であるということもあり、常に課題が指摘される運命にありました。もっとも、多様な目的を担わされ、複雑な運営をこなしながらも実績を積んでおり、ある程度評価する声もあったようです。

 以下の書籍は、主として高校側からのセンター試験に対する問題提起です。

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谷口典雄・山口和孝編著『センター試験 その学力に未来はあるか』(群青社、2011年)